スト5公式のダイヤグラムで常に上位にいるユリアン。
ユリアンは立ち回りを誤魔化して勝っているキャラなので、相手する側にとっては性能が分かりにくいキャラだと思います。
今回はユリアン使いの自分が、簡易的なユリアンの対策を書いていきます。
対策の要約をすると「とにかく飛びを通そう」です。
なるべく初級~中級者に向け、分かり易く、応用の効く対策コンテンツになればと思います。エイジスリフレクター等の細かい攻略は、長くなりそうなので割愛しました。それでは遠距離・中距離・近距離と大きく3つに分けて対策を紹介します。
遠距離
遠距離で厄介な技が3つあるので注意して下さい。
各Vスキル(メタリックオーラ・インディグナントサンダー)
「メタリックオーラ・インディグナントサンダー」は50Fのスキを晒した後、各必殺技を強化できるVスキルです。
「メタリックオーラ」 は弾以外の必殺技にスーパーアーマーを付与させる技。Vスキル後の必殺技は優秀な対空になり、端端の場面から前ジャンプしても、強タックルで落とされます。被起き攻め時にも択が増やせたり、タックルにアーマーが付いたり等、Vスキルを完成されると相当面倒くさい状況になります。
「インディグナントサンダー」は弾を強化できる技。Vスキル後の弾は3段性能になり、豪鬼の灼熱と相殺できます。EX版になると驚異の5段。近距離だとEX弾からしゃがみ強Pが繋がります。弱と中の速度差がエグいくらい違うので、不用意にジャンプで避けようとすると当たってしまうことが多いです。Vスキルを完成されると相当面倒くさい状況になります。
対策としては、Vスキルをされる前に触りに行くことです。先述したとおり50フレーム(約0.8秒)ものスキが出来ます。飛びを通すか、速い弾を撃つか、ダッシュでラインを上げましょう。遠距離になったら常に相手のVスキルは意識して、遠距離からでも届くリーチの長い技を準備しておくと、かなり有利になります。
強メタリックスフィア(上弾)
この距離で「強メタリックスフィア(上弾)」に当たってしまっても、追撃されませんが、ユリアン側が有利になり「メタリックオーラ・インディグナントサンダー(Vスキル)」が確定します。遠距離の迂闊な飛び込みは注意しておきましょう。また、上から攻める必殺技も控え気味で良いと思います。上弾は見てから前ダッシュ確定ですので、とりあえずラインを上げておきましょう。
EX・強バイオレンスニードロップ
遠距離ではユリアンに対して弾速の速い弾を打つのが効果的です。
ただし、ユリアンの下溜めが完成していれば「EX・強バイオレンスニードロップ」で上から飛び越えて来るので注意してください。
弾を打つ際は、ユリアンの下溜めが完成しているかどうか注意しておきましょう。
「EXニー」はリーチの長い中段技で、ガードさせて有利のスゴ技です。対空で撃ち落とせない技でもないですが、左右へ移動調整が出来たりとかなり胡散臭い技なので、無理に対空を狙わないほうが良いと思います。
中距離
中距離はユリアンに対して「何回飛びを通せるか」が勝利に直結します。
飛びを通す(ジャンプ攻撃を当てる)重要性
ジャンプ攻撃を当てる重要性は3つあります。
- ユリアンは背が高いのでジャンプ攻撃を当てやすい。
- 弾の全体フレームが50Fと長く、完全無敵対空は発生12Fで遅い。
- 立ちガードさせるとユリアンの下溜めが解除されて、EXヘッドの読み合いが無くなります。
3の「下溜め解除」これが一番のメリットです。解除されると無敵技がCAしか無くなるので、読み合いが超絶楽になります。
もしユリアンが「メタリックオーラ(Vスキル1)」を完成させてなく、ゲージが3本溜まっていないなら、投げと打撃で完全2択の状況になるので、ガンガン狙っていきましょう。
ユリアンにジャンプする前のチェックリスト
下記の3つに注意して、飛び込むと安全です。
- メタリックオーラ(Vスキル1)が完成していると、3Fからアーマー判定になるデンジャラスヘッドバッド。
- CAゲージが3本溜まっていると発生6Fの対空CA(ダメージ340)。
- Vゲージが3本溜まっていると1F完全無敵+発生保障の「エイジスリフレクター」
上3つの状況をチェックしてから飛ぶクセをつけると良いです。ユリアン戦では「何回飛びを通せるか」が勝利に直結します。とにかく飛びを通して、ユリアンを黙らせましょう。
ユリアンのVスキル状況とゲージ状況で、対空の性能が大きく変わります。
調子に乗ってジャンプしまくると「上・後ろエイジスリフレクター」からのコンボ(体力4割)、もしくは発生6FのCA対空(体力4割)が待っているので、ユリアンのVゲージ、CAゲージが満タンの時は、迂闊に飛ばないことを意識しましょう。
メタリックスフィアを打たせてから飛ぶ
中距離では「弾を打たせる距離」を意識しておくと、大分と勝率が上がると思います。
ユリアンの立ち中Kや弱タックルが当たらない場所で、ウロウロされるとユリアンは「メタリックスフィア」を打ちたくなります。
この距離は弱タックルが当たらず、中タックルはめり込み、バイオレンスニードロップは当てても不利な位置です。各溜め系の必殺技が機能しなくなる距離です。
メタリックスフィアは全体フレームが一番長く(50F)、無敵技対空が発生12F、通常技対空が発生7Fなので、動画のタイミングで飛ばれると対空が間に合いません。
△ユリアンの弾に対する、理想的な飛びのタイミング。完全無敵対空はガードできて、通常技対空が間に合わない。
ユリアンの弾は全体フレームが長いので、弱中の弾をガードしてもそこまで不利にはなりません。
歩くのが早いキャラならば、ガードしてじわじわと距離を詰めていくのもありです。
上下の打ち分けが出来る弾なので「上弾かどうか判断してから飛ぶべきでは?」と思われますが、上下の確認はしなくても大丈夫です。 上弾が当たるとメタリックオーラ・インディグナントサンダー(Vスキル) は確定しますが、コンボが繋がらないことが多く、しゃがみ強Pより全然安いので、中距離で弾を飛ぶのは有りです。
上弾が当たると「ジャンプが読まれた」と精神的にダメージを負いますが、ユリアン側は100%適当に打っているだけなので落ち込むことはありません。大丈夫です。
しゃがみ強P対策
先述したとおり、ユリアンに対する飛び込みはリターンがあるのですが、問題なのは「しゃがみ強P」です。通常技対空なのにリターンが大きく、判定と持続がそこそこ強いです。相打ちしてもコンボが繋がります。期待値が高いユリアンのメイン対空技です。この技に当たらないことが、大事。
対策としては「ユリアンの頭上付近に飛び込む」ことです。「頭上付近に飛び込む」と、しゃがみ強Pがスカせます。当たりません。しゃがみ強Pはユリアンの頭上部分に攻撃判定がありません。
頭上部分に対空性能のある技は「立ち大K」ですが、発生9Fでダメージ80。しゃがみ大Pと比べてリスクが低いので、もし当たってしまっても痛くありません、必要経費くらいに思いましょう。「立ち大K」は空中で当たっても距離が離れるので、その後の状況は悪くありません。
プレッシャーを与えるためにも、めくり飛びを意識させると良いです。
近距離
近距離でも同じく「何回飛びを通せるか」が勝利に直結します。この距離のユリアンの対空は安いので、ガンガン飛びましょう。
火力より詐欺飛びが出来るコンボを優先する
ユリアンは近距離の防御手段が弱いです。一回でも近距離でラッシュが成功すれば、そのまま一気に勝てる事が多いです。
もしも、詐欺飛びや起き攻めのコンボルートがあるなら、火力が低くてもそちらを優先させたほうが良いと思います。EXヘッドバッドの発生は遅い(12F)ので、詐欺飛びレシピを探せばいくらでもあると思います。
詐欺飛びが決まれば、上記したとおり「投げと打撃の2択(※注意有り)」になります。
クラッシュカウンターの大足が決まれば、受け身が取れないので詐欺飛びのチャンスです。ユリアンは発生の遅い攻撃が多いので、大足を多用してクラッシュカウンターを狙っても良いかもしれません。
原人狩り
原人狩りというのは「遅らせグラップディフェンスが体に染み込んでしまったスト4原人を狩る」スト5稼働時に流行した技です。
最近は遅らせグラップディフェンスを多用する方も少なくなったと思いますが、ユリアンは防御手段が乏しく、投げ間合いが広いので、遅らせグラップディフェンスはかなり使います。そこへ原人狩りをするとピッタリとタイミングが合います。
一番簡単なやり方は「ジャンプ強攻撃→垂直ジャンプ強攻撃」です。ジャンプ強攻撃を当てた後、すぐに垂直ジャンプするのがポイントです。
ユリアンのEXヘッドは下溜めが必要になるので、咄嗟にこれをやられると下溜めが間に合わない事が多いです。しかも、EXヘッドは横に移動するので、かなり引きつけないと垂直跳びには当てにくいです。そして下強Pはスカされるので、火力が低く、発生の遅い立ち強Kを出さざるを得ません。かなりプレッシャーを掛けれます。
ユリアンが従順になるまで原人狩りをやり続けると良いです。ゲージの確認も怠らずに。
やりすぎると、前ダッシュ下強Pや飛び強P等の対策をされるので気をつけましょう。用法用量を守って正しく狩ってください。
EXヘッド|ガード後の反撃は要練習
これまでに何度か紹介しています「EXデンジャラスヘッドバッド」は発生12Fの完全無敵技。発生から16Fまで完全無敵で、当たるとコンボまで持っていかれます。運び性能も良いので、画面端からの脱出策としても多様されます。
下溜め技なので、出せるタイミングが限られます。相手が出してくるタイミングの癖を覚えて、ガードを固めましょう。
発生が12Fと遅く、起き上がりに小技を重ねれば詐欺れます。(例:リュウの立ち小Pを起き上がりに重ねる
特徴として、ガードしてからの不利フレームが他のEX無敵技に比べて少ないです。(例:リュウ/EX昇竜拳-37F。ユリアン/EXヘッド-17F。)
初めのうちは、クラッシュカウンター技での反撃が掴みにくいと思います。
クラカン技の発生が遅いアビゲイルなんかは、コンボが変わってしまうのではないでしょうか。自分の使っているキャラで、トレーニングモードの確認と練習をおすすめします。
まとめ
遠距離
- 遠距離からでも届く技を準備しておく
- 遠距離は上から攻めるのを控えめに
- 弾を撃つ前に相手の下溜めをチェック
中距離
- 中距離で何回飛びを通せるかが勝負。(注意有り)
- ジャンプするならめくり気味で
- 弾を打たせる距離と、理想的な飛びのタイミングを掴む
近距離
- EXヘッドガード後のクラッシュカウンター技を要練習
- 火力より詐欺飛びが出来るコンボを優先する
- 原人狩りをやり続ける意志力
「とにかく飛びを通す」というのが今回の要約になります。
ユリアンは対空の使い分け難しいキャラで、対空のやり込みが少ないと勝ちにくいキャラです。
エイジスリフレクターの対策等は、少し長くなりそうなので割愛させていただきました。また記事にできればと思います。
コメント
[…] ガード後は-2Fなので、前回の簡易対策に書きましたが、小技重ねが安定です。 […]
[…] ガード後は-2Fなので、前回の簡易対策に書きましたが、小技重ねが安定です。 […]